海藻に秘められた11の健康効果、食べ過ぎの3つのリスク
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海藻はビタミンやミネラル、そして抗酸化物質が豊富な食材であり、世界中で愛食されている。日本でも食卓には欠かすことのできない食材だ。米ハーバード大学公衆衛生大学院や英BBCなどが、体重管理から心臓病リスクの軽減、そして筋肉の発達まで、多岐にわたる海藻の健康効果を取り上げている。一方、過剰な摂取にはリスクも存在するようだ。海藻を摂取することで私たちの健康にどのような影響があるのか、ぜひ把握しておきたい。
◆健康効果1.体重管理
海藻は体重管理において有益な食品だ。海藻が含むアルギン酸は飢餓感を抑制し、カロリー摂取量を抑える効果がある。さらに消化を遅らせ、血糖値の急激な上昇を防止する効果も持つ。また、大腸内のバクテリアが海藻の繊維を短鎖脂肪酸に発酵させるが、この過程も体重のコントロールに役立つと考えられている。体重減少を助ける可能性があるカロテノイドのフコキサンチンも含まれており、低カロリーかつ体重管理に有益な食品だ。
◆健康効果2.腸内健康のサポート
海藻はまた、腸内の健康をサポートする食材としても評価が高い。繊維の摂取源として優れており、腸内のバクテリアが必要とする繊維と糖を含んでいる。海藻は豊富な繊維を腸内の細菌に届けるエネルギー源となり、腸内環境の維持に貢献する。便秘や下痢など腸の問題を抱えている人であれば、毎日の食事に海藻を加えることで手軽に対策できる可能性がある。