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世界の「エネルギー安全保障」ランキング 日本は何位? 供給安定性と公平性で分析

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◆1位 カナダ 86.4

アルバータ州ロッキービュー郡の油田|Ramon Cliff / Shutterstock.com

供給安定性スコア:76.6
公平性スコア:96.2

世界有数の資源国であり、石油や天然ガス、水力発電など豊富なエネルギー資源を持つ。特に水力発電比率が高く、国内電力供給の安定性を支えている。アメリカ向けエネルギー輸出でも重要な役割を担っており、供給安定性スコアは76.6とトップ水準だった。

また、広大な資源基盤を背景に家庭や産業向けのエネルギーアクセスも高く、公平性スコアは96.2を記録した。一方、寒冷地ゆえの暖房需要の大きさや、産油地域と消費地域を結ぶパイプライン整備を巡る課題も抱えている。

なお、日本は33位だった。トップ20圏外となったものの、資源輸入国としては上位につけた。

◆33位 日本 77.6

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供給安定性スコア:61.1
公平性スコア:94.0

資源に乏しい輸入依存国でありながら、世界でも高水準のエネルギー供給体制を維持している。LNG輸入では世界最大級の規模を持ち、石油や石炭、原子力、再生可能エネルギーを組み合わせた電源構成を構築している。

また、停電の少なさや全国規模のインフラ整備などから、公平性スコアは94.0と高水準だった。一方、供給安定性スコアは61.1にとどまり、上位国との差もみられた。化石燃料輸入への依存度が高く、中東情勢や資源価格変動の影響を受けやすい点が課題となっている。

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Text by 切川鶴次郎