◆16位　アイスランド　8万1215ドル

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アイスランドは再生可能資源に依拠した電力体制を築き、発電は実質100%が水力・地熱だ。安価で安定した電力を強みに、アルミ製錬など電力多消費型の加工輸出を抱え、観光は外国人宿泊客が2024年に約230万人まで回復して経済の第二の柱となっている。

雇用率の高さや包摂性は経済協力開発機構（OECD）でも評価が高く、火山活動などの不確実性を抱えつつも、グリーン産業と観光の両輪で生活水準の高さを保つ。

◆15位　アラブ首長国連邦　8万1676ドル

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原油に依存する印象が強いが、近年は観光・物流・金融・製造など非石油部門の拡大が鮮明で、2024年は実質GDPの約4分の3を非石油が占めた。ドバイは国際観光の受け皿として過去最高の宿泊客を更新し、サービス輸出の厚みを増している。

さらに連邦法人税（原則9%）の導入で財源の多様化と制度の透明性を進め、成熟したビジネス環境を整えたことも生活水準の底固さにつながる。

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