日本の「熱意ある社員」は5%、世界最下位 米ギャラップ調査
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◆終身雇用の弊害が指摘される
日本で熱意が低い原因として報告書は、終身雇用による閉塞感を挙げる。多くの従業員が、変化が乏しい職場に不満を感じている一方、会社を辞めることが難しいと感じているという。
日本の回答者の多くが仕事に熱意を持っておらず、4分の1近く(23%)が仕事に「まったく熱意を持っていない」と回答しているが、転職の機会を伺っていると答えた日本の労働者は、33%にとどまった。これは、グローバル平均(51%)やOECD加盟国平均(42%)を大幅に下回る結果だ。
転職が困難な理由として、労働市場の厳しさがある。ギャラップは「日本の人々は、技能や資格が十分にあると感じているかもしれない」としつつ、「同時に、経済全般や、労働規制の制度的問題、技能と機会のミスマッチなど、外部経済要因による制約」により転職が難しい状況にあると指摘する。
現在、求職に適した時期にあると答えた回答者は25%で、世界平均の53%の半数以下となっている。