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腰痛をこじらせる人・軽くできる人、違いを生む20の「食べ物」

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◆控えたい:スナック菓子

ポテトチップスやコーンスナックなどのスナック菓子は、高塩分・高脂肪・高カロリーで、腰痛の背景となる「太りやすい」「むくみやすい」状態をつくりやすい食品だ。袋のままつまんでいると、短時間で多くのエネルギーと塩分をとってしまうことも珍しくない。

塩分のとり過ぎは体内の水分バランスを乱し、むくみやすさやだるさの原因となる。また、スナック菓子に使われる油の質や、揚げ方によっては、慢性炎症と関連する食生活の一部になりやすい。腰痛を和らげたい場合は、毎日のように袋菓子を開ける習慣を見直し、量と頻度を減らすことが重要だ。

◆控えたい:過剰なアルコール

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アルコールそのものは食品ではないが、腰痛対策を考えるうえで「量」と「頻度」を意識したい嗜好品だ。大量の飲酒は利尿作用を強め、体内の水分やミネラルを失わせやすい。筋肉が軽い脱水状態になると、こわばりやけいれんを起こしやすくなり、腰の張りや違和感も増えやすい。

また、長期にわたる過剰な飲酒は、ビタミンB群やマグネシウムなどの栄養素不足や、睡眠の質の低下にもつながる。これらは痛みの感じ方や回復力に影響し、腰痛が長引く一因になる可能性がある。まったく飲んではいけないわけではないが、「適量」にとどめ、休肝日を設けることが、腰のためにもプラスに働く。

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Text by 切川鶴次郎