◆控えたい：ファストフード

JeniFoto / Shutterstock.com

ハンバーガーやフライドチキン、ポテトなどを中心としたファストフードは、腰痛のリスク要因が重なりやすい食事スタイルだ。高脂肪・高糖質・高塩分になりやすく、さらに揚げ油や加工肉、甘い飲み物などが一度に組み合わさることで、エネルギー過多や内臓脂肪の増加、慢性炎症の高まりと関連しやすい。

こうした状態が続けば、腰椎や椎間板への負担が増えるだけでなく、筋肉や関節のコンディションも悪化し、腰痛が長引きやすい土台ができてしまう。忙しい日の食事として完全に否定する必要はないが、「頻繁に」「大盛りで」利用する習慣は、腰痛対策の観点からも見直したい。

◆控えたい：インスタント食品

Brent Hofacker / Shutterstock.com

カップ麺や一部のレトルト食品などのインスタント食品は、手軽さと引き換えに、塩分やエネルギーが多くなりがちで、栄養バランスも偏りやすい。特にカップ麺は、スープまで飲み干すとかなりの量のナトリウムをとることになり、高血圧やむくみの一因となる。

むくみや血圧の上昇は、全身の血流や体液バランスを乱し、だるさやこわばりを感じやすい状態を招きやすい。腰の筋肉も例外ではなく、結果として腰への負担感が増すことにつながる。どうしても利用する場合は、スープを残す、野菜やタンパク質を追加するなどして、塩分と栄養バランスを意識したい。

＞次のページ　「太りやすい」「むくみやすい」状態をつくりやすい