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腰痛をこじらせる人・軽くできる人、違いを生む20の「食べ物」

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◆控えたい:清涼飲料水

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コーラや加糖のスポーツドリンク、エナジードリンクなどの清涼飲料水は、腰痛の背景となる肥満や慢性炎症を進めやすいという意味で、できるだけ控えたい飲み物だ。これらには砂糖や果糖ブドウ糖液糖が多く含まれ、飲み物であるがゆえに短時間で多量の糖質をとりやすい。

砂糖入り飲料の過剰摂取は、血糖値や中性脂肪の上昇、内臓脂肪の増加と関連していることが多くの研究で示されている。こうした代謝の乱れは全身の慢性炎症を高め、結果として腰痛を長引かせる条件をつくりやすい。のどの渇きを潤す基本は水やお茶にし、清涼飲料水は「たまに少量」にとどめたい。

◆控えたい:菓子パン・クッキー

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菓子パンやクッキーなどの焼き菓子は、精製された小麦粉と砂糖を組み合わせた「高糖質+高脂質」の典型例であり、腰痛の原因となる肥満や血糖コントロールの悪化を招きやすい食品だ。精製された炭水化物と砂糖は、過剰にとると血糖値の乱高下や中性脂肪の増加と結びつきやすい。

また、マーガリンやショートニングなどが使われている製品もあり、一部には質のよくない脂質が含まれている場合もある。これらを日常的にたくさん食べていると、エネルギー過多から体重が増え、腰への負担が増大しやすくなる。完全にやめるのではなく、「毎日」から「ときどき」、「大盛り」から「少量」に見直すことが現実的な対策になる。

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Text by 切川鶴次郎