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腰痛をこじらせる人・軽くできる人、違いを生む20の「食べ物」

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◆控えたい:加工肉

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ハムやソーセージなどの加工肉は、手軽で日常的に使いやすい一方で、腰痛が気になる人は量と頻度を意識しておきたい食品だ。加工肉には、保存性を高めるための塩分や飽和脂肪酸が多く含まれているものが多く、これらをとり過ぎる食生活は、肥満や生活習慣病、慢性的な炎症と結びつきやすいことが指摘されている。

こうした状態が続くと、血管や筋肉、関節にかかる負担が増え、腰を支える組織のコンディションも悪化しやすくなる。完全に避ける必要はないが、毎日大量に食べるのではなく、量を控えめにし、他のタンパク源とバランスをとることが腰痛対策の観点からも望ましい。

◆控えたい:揚げ物

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フライドポテトや唐揚げ、天ぷらなどの揚げ物は、体内の炎症を高めやすい食パターンの一因になりやすい。高温の油で調理された食品は、脂質の質が変化しやすく、特に時間が経った油や繰り返し使われた油では、酸化した脂質など気になる成分が増えやすいとされる。

さらに、揚げ物はエネルギー密度が高く、習慣的に多く食べると体重増加につながりやすい。体重が増えると、腰椎や椎間板にかかる物理的な負担が確実に大きくなり、腰痛を悪化させる土台になりかねない。まったく食べてはいけないわけではないが、「たまの楽しみ」にとどめ、日常的には量や頻度を控える工夫が重要だ。

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Text by 切川鶴次郎