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腰痛をこじらせる人・軽くできる人、違いを生む20の「食べ物」

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◆とり入れたい:緑黄色野菜

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ほうれん草やブロッコリーなどの緑黄色野菜は、派手な即効性こそないものの、腰痛予防の基盤を支える「縁の下の力持ち」的な存在だ。マグネシウムをはじめとするミネラルが含まれ、筋肉の過度な緊張を和らげるのに役立つ。

また、ビタミンKはカルシウムが骨に定着するのを助けるうえで不可欠な栄養素であり、骨密度の維持に貢献する。さらに、ビタミンCやカロテノイドなどの抗酸化成分も豊富で、全身の軽い炎症や酸化ストレスを抑えるサポートをしてくれる。こうした栄養素をバランスよくとることで、腰を支える骨・筋肉・神経が本来の力を発揮しやすい状態に整えられる。

◆とり入れたい:乳製品

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牛乳やヨーグルトなどの乳製品は、腰痛予防のごく基本的な土台となる「骨の健康」に欠かせない食品だ。吸収されやすいカルシウムが多く含まれており、骨の強度を保つうえで重要な役割を果たす。腰椎の骨が弱くなると、小さな衝撃でも負担がかかりやすくなり、圧迫骨折などを通じて強い腰痛を引き起こすことがある。

ヨーグルトにはカルシウムに加えてタンパク質も含まれ、骨と筋肉の両方を支えるのに役立つ。製品によってはビタミンDが強化されているものもあり、カルシウムの利用効率を高めることが期待される。毎日の習慣として乳製品を取り入れることで、将来の骨のトラブルや骨由来の腰痛リスクを下げる助けになるだろう。

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Text by 切川鶴次郎