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腰痛をこじらせる人・軽くできる人、違いを生む20の「食べ物」

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◆とり入れたい:しょうが

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しょうがは、体を内側から温めるイメージが強い食材だが、実際にジンゲロールやショウガオールといった成分が血流や炎症に関わることが報告されている。これらの成分は、血管の働きをサポートし、冷えからくる筋肉のこわばりを和らげるのに役立つと考えられている。

また、炎症を引き起こす物質の働きを一部抑える作用も報告されており、関節や筋肉の軽い痛み対策として活用されることもある。しょうがを日常的に取り入れることで、冷えやこりを背景とした腰の不快感を和らげやすい体づくりにつながるだろう。

◆とり入れたい:ナッツ類

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ナッツ類(アーモンド、くるみ、カシューナッツなど)は、腰を支える骨と筋肉の健康維持に役立つ栄養素がぎゅっと詰まった食品だ。マグネシウムやカルシウム、亜鉛などのミネラルが含まれ、筋肉や神経の働きをサポートしてくれる。

マグネシウムは、筋肉の過度な緊張をゆるめ、こむら返りや筋肉のけいれんを起こしにくくするうえで大切なミネラルだ。また、くるみに多いオメガ3脂肪酸は、体内の炎症をおだやかにする方向に働くことが知られている。間食をナッツに置き換えることで、腰回りのこりや張りをため込みにくいコンディションづくりにつながる。

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Text by 切川鶴次郎