高血圧気になるなら!避けたい食品12種、積極的にとりたい8種

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◆サポート食品1.サケなど脂身の多い魚(多脂魚)
ここまで高血圧の大敵となる食べ物を見てきたが、反対に血圧をコントロールしてくれる食品も存在する。サケもその一つで、朝食などで気軽に摂取できる嬉しい食材だ。サケをはじめとする脂身の多い魚は一般に多脂魚と呼ばれ、DHAやEPAなどのオメガ3脂肪酸の宝庫となっている。オメガ3脂肪酸は、血圧を抑制し、心血管系を正常に保ってくれる働きで有名だ。一日あたりの摂取量として、80〜170gの魚を食べるよう意識したい。魚油を使ったサプリメントも効果があり、とくに中等症から重症の高血圧の人に対して、血圧を低くする効果が確認されている。

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◆サポート食品2.チアシードなどのシード類
発芽のためのエネルギーが詰まった植物の種も、積極的に摂りたい貴重な栄養源だ。近年健康への効果が注目されているチアシードは、カリウム、マグネシウム、食物繊維をふんだんに含んでいる。毎日35gのチアシードを高血圧の人々に飲ませる実験をしたところ、血圧の薬を飲んでいる人でもそうでない人でも、12週間後には高血圧が改善する効果が確認されている。また、アマニ油の原料となるフラックスシードも、12週間摂取することで血圧を低くする効果が出ている。このほか、かぼちゃやひまわりの種などもマグネシウムを含み、同様の効果が期待できる。その場合は無塩のものを選び、サラダにかけるなどして、一日あたり小さじ1〜1.5杯程度を目安に摂取しよう。

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Text by 青葉やまと