◆4位　和諧号（CRH380A）
中国
最高時速486キロ

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和諧号（CRH380A）は、中国高速鉄道の主力車両の一つとして2010年に登場した高速電車で、CRH2系を土台にしつつ中国側が設計を更新し、高速域での安定性と省エネ性能を高めた「350キロ運用世代」の代表格だ。

製造は中国中車・青島四方が担い、北京〜上海など最重要幹線のダイヤを支えてきた。8両編成のCRH380Aと16両編成のCRH380ALがあり、動力分散方式による高い加速力と巡航性能を特徴とする。

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通常の営業運転の最高速度は時速350キロで、線路設備と保安装置に合わせた高速運用を前提に設計上は時速380キロまで想定されている。

開発段階の試験走行ではさらなる高速域の検証が進み、2010年12月の京滬高速鉄道での試運転で16両編成が最高時速486.1キロを記録し、中国の高速鉄道技術の到達点を示した。こうした実績は後継の復興号世代へつながり、中国が高速鉄道の開発競争で存在感を強める土台になった。

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