超音速の旅が実現へ 高速旅客機20選 伝説のコンコルド越え目指し開発中の最新機も

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 グローバル化が進む近年、海外はもう遠い場所ではなくなってきている。飛行機の旅もずいぶんと身近になったものだが、そうなると気になるのが移動速度だ。機上の優雅なひとときも悪くないが、少しでも早く目的地に着いて現地の情緒を楽しみたいもの。

 航空情報サイトの『クルー・デイリー』は、世界の高速機を紹介している。1960年代の名機から現役の旅客機、そして憧れの高級プライベートジェットに至るまで、スピードを誇る20機を見てみよう。

♦︎マクドネル・ダグラスDC-8-73
最高速度:時速887キロ
マクドネル・ダグラスDC8-73は1960年代に開発され、65年頃から本格的に運用が始まった中・長距離旅客機だ。DC8-60の後継となった本機は、より強力なターボジェットエンジンを搭載することで飛行距離を伸ばした。貨物機版としてDC8-73Fが存在する。

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♦︎イリューシンIL-62M
最高速度:時速919キロ
中距離路線を主眼にロシアで開発されたイリューシンIL-62Mは、必要に応じて長距離路線にも対応する実力を持つ。燃費が悪かったIL-62のエンジンを変更した改良型だ。元となったIL-62は60年代に登場したもので、いまとなっては紛れもない旧型機だが、北朝鮮国営の高麗航空が現役で使用している。IL-62ファミリー全体としては270機以上が製造された。

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Text by 青葉やまと