地球内部が予想よりはるかに速く冷えている スイス研究

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今回の研究では具体的な時期に触れていないが、参考までに従来の研究として2013年、英イースト・アングリア大学のアンドリュー・ラシュビー教授が予測を示している。それによると地球が生命を育める期間は、あと17.5億年から32.5億年ほどとのことだ。

USAトゥデイ紙(1月19日)も、研究結果が「この惑星に人間がどれほど長く住めるのかという疑問を投げかけている」と報じた。ただし村上教授は同紙に「数億年、あるいは数十億年」の時間軸の話だとも述べ、喫緊の身の危険を示すものではないとも補足している。

研究により、気の遠くなるような遠い未来の地球の姿の可能性が示されることとなった。

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Text by 青葉やまと