犬の飼い主と猫の飼い主、どっちが幸せ? 種々の研究でわかったこと
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◆別の調査でも差がくっきり
別の調査でも、類似の傾向が確認されている。オンライン・プラットフォームの『ハピネス・トラッキング』が「犬の飼い主と猫の飼い主、どちらが幸せか」という調査を実施したところ、ペットの飼い主は全般的にみればペットを飼っていない人よりも幸せだが、なかでも特に犬の飼い主の方が猫の飼い主より幸せだとの結果が出た。
1万2167人の回答を分析したところ、犬を飼っている人の平均の幸福度が10点満点で7.29であったのに対し、猫では6.95となった。ただしNORCの調査結果と異なり、この調査では猫を飼っている人の方が何も飼っていない人(6.26)よりも幸福度が高い傾向が見られた。
◆犬の散歩から広がる交友ネットワーク
犬を飼っている人が幸福を感じやすいのはなぜだろうか? さまざまな研究結果を分析したサイコロジー・トゥデイの記事によると、犬を飼っている人はより健康を維持しやすいという。
犬は定期的な運動が必要であり、それにより飼い主も活動的になることで、心身の健康状態が良好に保たれるようだ。散歩などの活動は、飼い主にとっても有酸素運動となり、心臓や肺の機能を向上させストレスを軽減する効果がある。