いったいどんな由来?読めそうで読めない日本全国「難読地名」20選

Arthur Matsuo / Shutterstock.com

左沢は、山形県西村山郡に位置する地名である。読み方は「あてらざわ」だ。地名の由来は諸説ある。「あちらの沢」=「あてらざわ」になったという説だ。

山岳信仰の山である日光山で、東から昇る太陽を礼拝した時に左に見える沢を「あてらざわ」呼んだからではないかとする説や、長岡山に登り西の方角を見たときに平野山の左方に見える山谷を「あちの沢」と呼んだことからという説がある。

◆第9問:大歩


茨城県猿島郡境町の大字である「大歩」。地元住民以外は読めないという、難読地名の一つである。「大歩」の正しい読み方は「わご」。その由来ははっきりしていないものの、「湿地」を意味するアイヌ語が語源となった可能性が指摘されている。

とはいえ、周辺は湿地帯ではなく、北海道とのつながりも不明。なぜこの漢字が使われているのか疑問も多い。大歩は「さしま茶」の名産地としても知られている。

◆第10問:鳳凰寺

次のページ 「鳳凰寺」の答えは?

Text by NewSphere 編集部