世界の最も危険な空港10選 極端な立地、短く曲者の滑走路……悲惨な事故も
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◆マデイラ空港(ポルトガル)
マデイラ空港の滑走路は、180本以上の柱で支えられたユニークな構造だ。滑走路は崖と海に挟まれるようにして存在し、その地形から着陸の寸前、激しい乱気流と強風に見舞われる。
シミュレータ研修を受けた、限られたパイロットだけが着陸でき、着陸の難易度で悪名高い。強風にあおられながらも鮮やかに着陸を決める機体を間近で見届けられるよう、滑走路横には観覧用の施設が設けられている。
◆パロ空港(ブータン)
ブータン唯一の国際空港であるパロ国際空港は、標高7364フィート(約2245メートル)の高所に位置する。周囲を囲むのは、1万8000フィート(約5500メートル)級の山々だ。
操縦が難しいため、着陸はわずか少数のパイロットのみ許可されており、それも昼間のみに行われる。45度の角度で山の間を縫うように進入する必要があり、滑走路は着陸の間際まで見えない。だが、ひとたび無事に着陸すれば、そこには美しい山地と新鮮な空気が待っている。