1位は北海道の町! 住みここちの良い自治体ランキング2024年版

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◆「小さい町なのに発展的」開放感ある田舎の町が首位に
 1位は、昨年から大幅に順位を上げた、北海道上川郡東川町となった。北海道の中心に近い富良野市から、車で1時間ほど北へ進んだところに位置する。

 大東建託賃貸未来研究所フェローであり、麗澤大学教授である宗健(そう たけし)氏は、「全戸が地下水で生活する、全国でも珍しい上水道がない町」とするほか、国際交流に力を入れるなど独自の町づくりを推進している自治体だと紹介している

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 市内に頂を有する旭岳は北海道最高峰であり、登山やハイキング、スキーなどのアウトドア活動を楽しめる。また、東川町は温泉地としても知られており、旭岳温泉や天人峡温泉などがある。地元の食材を使ったレストランやカフェが点在する「食の町」であるほか、国際写真フェスティバルを開催する「写真の町」としても知られるなど、活動が活発だ。

 居住者のコメントとして、「移住者が多く、自由で柔軟。小さい町にしては、かなり発展的」「おしゃれで美味しい飲食店が多い」などが聞かれる。地方部特有の閉塞感がないことで快適な暮らしを実現しているようだ。

 以上、「いい部屋ネット 街の住みここちランキング2024」より、トップ10を紹介した。ランキングという形式上、順位をつける形となっているが、最も重要なのは自分の感性に響くかどうかでもある。上位の街が支持される理由を参考に、自分の住む街の良さを見つめ直す機会にもなりそうだ。

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Text by 青葉やまと