◆有益な食品3：コンブチャと緑茶

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　コンブチャと聞くと「昆布茶」の漢字を思い浮かべてしまうが、ここでいうものは別名「紅茶キノコ」とも呼ばれる別の飲料だ。モンゴルが起源ともいわれ、アジア発祥の健康飲料として欧米で話題になっている。製法としては紅茶または緑茶をベースに、バクテリアと酵母を加えて1週間以上発酵させる。その過程でわずかな炭酸とアルコール分が生じると同時に乳酸菌が増殖し、これがプロバイオティクスとして働くことになる。

　原料となる緑茶自体も、腸に良い飲みものとして古くから知られている。ポリフェノールが豊富なことから、腸内環境の維持に有益だ。腸内細菌は4つのグループに大別されるが、このうちバクテロイデス門に対するフィルミクテス門の比率を下げ、腸内細菌叢の構成を改善してくれる。このほか緑茶には、大腸がんの原因となる可能性があるフソバクテリウムという細菌を抑制する作用もある。

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