毎日食べている? 腸内を荒らす食品5種、整えてくれる食品5種
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私たちの腸内には善玉菌や悪玉菌などさまざまなバクテリアが棲み、「腸内フローラ」と呼ばれる微生物の生態系を形成している。バクテリアの分泌する物質は私たちの健康に大きな影響を与えており、腸内環境は健やかな生活に大きく影響している。腸をきれいに保つことで、理想体型の維持からメンタルの安定まで、さまざまなメリットにつながる可能性がある。そこでぜひ知っておきたいのが、腸内環境に悪影響を与えてしまう要注意食品と、腸内の改善に役立つ有益な食品だ。
◆要注意食品1:赤肉
牛肉や豚肉などは食卓の人気者だが、食べ過ぎに注意したい。こうした暖色系の肉は「赤肉」と呼ばれ、カルニチンを多く含む。腸内の細菌はカルチニンに反応してトリメチルアミン-N-オキシド(TMAO)を代謝し、血中のTMAOの濃度を上昇させる。結果として動脈硬化など、心血管疾患のリスクを高めてしまうので用心したい。
なお、ここでいう赤肉とは牛や豚、そして羊などの肉を指す。脂肪分が少ない「赤身肉」とはまた別の考え方であり、脂肪分が多い肉を食べれば良いというわけではない。どうしても肉を食べたい場合には、むしろ「〜ロイン」などの名がついた赤身肉を選ぶのがベターだ。