6位ジョギング、3位サッカー…「寿命延ばす運動」ランキング 1位は9.7年も
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健康のためスポーツに取り組んでいるという人は多いのではないだろうか。好みに合った長く続けられるスポーツを選ぶことが一番だが、スポーツによって寿命の向上効果は異なるようだ。デンマークの科学者たちが実施した追跡調査から、寿命を延ばすスポーツのランキングが明らかになった。
◆人気8種目の寿命向上効果が明らかに
研究では、特定のスポーツが寿命を大幅に延ばす可能性があることが明らかになった。コペンハーゲンの市民を対象に、2018年までの実に約25年間を費やしモニター調査した研究だ。結果、デンマークで最も一般的に親しまれているスポーツ8種目のうち、寿命を延ばすランキングは次のようになった。まずは2位までの傾向を見てみよう。
8位:健康クラブ(ジム)(寿命向上効果:1.5年)
7位:美容体操(3.1年)
6位:ジョギング(3.2年)
5位:水泳(3.4年)
4位:サイクリング(3.7年)
3位:サッカー(4.7年)
2位:バドミントン(6.2年)
研究はコペンハーゲン市心臓研究のデータに基づくもので、8577人の成人を対象とし、約25年間モニター調査を行った。結果から全死因死亡率を分析し、それをもとにまったく運動しない場合と比較した寿命の向上効果を算定した。統計学的処理を施し、性別や年齢などの偏りを除いた値となっている。
寿命向上の年数に着目すると、大きく3つのグループに分かれている。8位のジムはまったく運動しないより寿命1.5年も延びるが、それでもほかのスポーツと比較すると控えめだ。7〜4位の美容体操・ジョギング・水泳・サイクリングは中程度の効果があり、寿命が平均で3年台延びる効果が見込まれる。3〜2位のサッカーとバドミントンは最も効果が顕著で、平均で約5〜6年ほど長生きすることが判明した。