世界の評価で見る「日本の料理」ベスト25 海外の視点で読み解く人気の理由
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◆10位 胡麻和え

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胡麻和えは、ほうれん草やいんげんなどの野菜をゆで、すりごまとしょうゆ、砂糖で和えた家庭料理だ。素材は素朴だが、ごまの香ばしさとほのかな甘みが野菜の青さをやさしく包み、外国人にも「野菜がおいしく食べられる日本の定番」として受け入れられやすい。
ナッツに近い風味のごまは海外でも親しみがあり、クリーミーなのに重すぎない味わいが、揚げ物や肉料理の合間にちょうどいい箸休めになる。店や家庭ごとにごまの粗さや甘さが違い、“同じ名前でも味が変わる面白さ”も含めて、和食の奥行きを感じさせる小鉢として人気が広がっているようだ。
◆9位 牛タン

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牛タンは、牛の舌を厚めに切って焼き上げる焼き肉の人気部位で、仙台の名物としても知られる。独特のぷりっとした弾力と、噛むほどに広がる肉の甘みが特徴で、脂が過度に重くないため外国人にも食べやすい。
とくに炭火で焼いたときの香ばしさと、表面の焼き目のカリッとした食感が「シンプルなのに忘れられない味」と受け取られやすく、日本の焼き肉文化の入口として選ばれることが多いようだ。塩だけで味が決まる潔さや、ねぎ塩だれ、レモンなどでさっぱり食べられる自由度も支持の理由で、訪日客の“必食リスト”に入りやすい一皿になっている。




