アメリカでかつて一世を風靡した「マッスルカー」というクルマのジャンルがある。大型のボディに大排気量のV8エンジンなどを搭載し、高出力を誇った「マッチョな」自動車だ。1960年代から70年代初頭にかけての一大ブームを経て、現在でも新たな年式が生産されている。懐かしくて新しい「マッスルカー」のなかでも、現在手に入るベストな車種はどれだろうか。注目の18車種を米自動車価格情報サイトの「トゥルー・カー」が発表した。

トゥルー・カーは格付けにあたり、5つの評価カテゴリーによる総合点で判断した。カテゴリーはそれぞれ、内装の素材やキーレスエントリーなどを示す「快適性とアメニティ」、給油・充電時間の短さを示す「効率性」、独自の性能採点基準で評価する「パフォーマンス」、運搬能力や追加座席などによる「実用性／ユーティリティ」、安全装備やスマホ連携などで評価する「技術機能」となっている。各カテゴリーはそれぞれ複数の評価項目から判断され、業界データや消費者調査、車両の専門家らによる判断から情報を収集した。こうして決定されたランキングは、以下のような顔ぶれとなった。

◆18位　キャデラック CT5-V（2024年式）

Cadillac

5人乗りのラグジュアリーセダンだ。3種のエンジンが用意され、最上位のCT5-Vブラックウィングは6.2リットルV型8気筒スーパーチャージエンジンを搭載する。

◆17位　ジェネシス G70（2024年式）

Genesis

ベースグレードの4万2750ドルは、マッスルカーとしては手ごろな部類だ。そのうえ10年間のパワートレーン保証が付帯する。

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