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脳の健康・働きのために食べたい20の食品

Hanna_photo, DUSAN ZIDAR, Sandra Chia / Shutterstock.com

◆3.オリーブオイル

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 オリーブオイルは地中海食を代表する脂質で、ポリフェノールやビタミンEなどの抗酸化成分を含む。炎症や酸化ストレスは脳の老化と関係が深く、こうした成分を日常的にとる意義は大きい。2024年に発表された大規模研究では、オリーブオイルを毎日大さじ0.5杯超摂取する人は、ほとんど摂取しない人に比べ、認知症による死亡リスクが28%低かった。マーガリンやマヨネーズを同量のオリーブオイルに置き換えるだけでも、リスク低下と関連したと報告されている。

◆4.サーモンなど脂質を多く含む魚

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 サーモンやサバ、イワシなど脂質を多く含む魚は、脳の主要な構成成分であるオメガ3脂肪酸(DHA、EPA)を豊富に含む。DHAは神経細胞の膜を形成し、情報伝達を円滑にする役割を担う。複数の研究で、脂ののった魚を定期的に食べる人ほど、記憶力や思考力の低下が緩やかである傾向が報告されている。炎症を抑える働きもあり、加齢に伴う脳機能低下や認知症リスクとの関連が指摘されている。週に1回以上魚料理を取り入れることが、脳の健康を支える食習慣の一つとされる。

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Text by 青葉やまと