史上最高の国産クラシックカー・トップ20 米ファンが選んだ1位は……?
日産自動車
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◆17位:ホンダ CRX(日本名「CR-X」)

Grzegorz Czapski / Shutterstock.com
ホンダ CRXは、1980年代に登場した小型3ドアクーペで、軽さと俊敏さを武器に海外で強い人気を築いた日本製スポーツコンパクトだ。短いホイールベースと低い車高、引き締まったボディにより、コーナーでの身のこなしが軽く、運転がうまくなったように感じさせるタイプの楽しさがある。北米やヨーロッパでは燃費の良さと実用性も評価され、日常で使えるスポーツカーとして支持が広がった。とくに高回転まで気持ちよく回るエンジンと、カチッとしたシフトフィールはホンダらしさの象徴とされる。外観はシンプルだが、リアのハッチ形状や抑揚のあるラインには80年代らしい個性が残り、いまでは時代性そのものが魅力になっている。軽量ボディゆえ改造やレストアのベースにも向き、サーキット走行から街乗りまで幅広く愛好されるクラシックとして価値が高まっている。
◆16位:スバル インプレッサ

OSX / Wikimedia Commons
スバル インプレッサは、1990年代以降の日本車を代表するスポーツモデルとして海外で根強い人気を持つ。とくに水平対向エンジンとシンメトリカルAWDの組み合わせが生む独特の安定感が評価され、雪道や雨天でも安心して速く走れる実用スポーツとして支持を広げた。世界ラリー選手権での活躍もイメージを押し上げ、WRX系のグレードは「日常で乗れるラリーカー」としてファンを獲得している。外観は派手さより機能性を感じさせるが、控えめなボディに高い走行性能を隠した佇まいが魅力だ。中古市場では状態の良い個体が減り、純正度の高い車両や当時仕様のレストア車はコレクターズカーとして注目が高まっている。速さと道具感を両立した日本製クラシックとして、いまも再評価が進む一台である。




