史上最高の国産クラシックカー・トップ20 米ファンが選んだ1位は……?
日産自動車
|
|
|
◆19位:マツダ MX-5 ミアータ(日本名「ロードスター」)

supergenijalac / Shutterstock.com
マツダ MX-5 ミアータは、1989年に登場した小型オープンスポーツで、軽快な走りと手の届くスポーツカー像を復活させた存在として海外で強い支持を得ている。北米では「ミアータ」の名で定着し、シンプルな後輪駆動、前後重量配分の良さ、素直なハンドリングが魅力だ。初代はリトラクタブルヘッドライトを備え、クラシックな英国ライトウエイトの雰囲気を現代的な信頼性で実現した点が評価された。絶対的なパワーよりも運転の楽しさを重視し、峠道やサーキットで扱い切れる性能が熱心なファン層を形成している。さらに部品供給やアフターマーケットが充実し、レストアやカスタムのベース車としても人気が高い。世代を重ねても基本思想がぶれず、世界で最も愛される日本製ロードスターの一台としてクラシックカー市場でも存在感を増している。
◆18位:5代目 トヨタ ピックアップ(日本名「ハイラックス」)

トヨタ自動車
5代目 トヨタ ピックアップは、日本ではハイラックスとして知られる小型ピックアップで、海外ではとりわけ「壊れにくい働く車」の象徴として語られてきた世代だ。頑丈なラダーフレーム構造と素直なメカニズムを備え、過酷な環境でも走り続ける信頼性が評価され、中東やアフリカ、オセアニア、北米など幅広い地域で実用車として定着した。エンジンや駆動方式の選択肢が多く、2WDから4WDまで用途に応じて選べるのも強みである。見た目は実直で装飾性は薄いが、角張ったボディラインや簡潔なインテリアは今見るとクラシックな道具感が際立ち、レトロな魅力として再評価が進む。カスタム文化とも相性が良く、リフトアップやオフロード仕様、当時風のレストアなど楽しみ方が多彩だ。結果として「日本製クラシックトラック」を語るうえで欠かせない一台になっている。




