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腎臓の健康のために食べたい・気をつけたい20の食材 バナナ、アボカド、ニンニク…避けるべきは?

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◆5.キャベツ

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 キャベツは腎臓に配慮した食事で取り入れやすい野菜の一つだ。カリウムやリン、ナトリウムが低めで、慢性腎臓病などでこれらの管理が必要な人でも、量を調整しながら使いやすい。食物繊維やビタミン類、抗酸化成分も含み、栄養を補いながら負担を増やしにくい点がメリットとされる。

 甘みとうま味があるため、炒め物やスープ、浅漬けに加えると薄味でも満足感が出やすく、減塩の助けにもなる。ただし種類によってミネラル量が変わることがあり、制限が厳しい場合は食べ過ぎを避け、検査値や指示量に合わせた適量を守るのが基本である。

◆6.カリフラワー

Nunung Noor Aisyah / Shutterstock.com

 カリフラワーは腎臓に配慮した食事で定番になりやすい野菜の一つだ。カリウムとリン、ナトリウムが低めで、慢性腎臓病などでミネラル管理が必要な人でも量を調整しながら取り入れやすい。食物繊維やビタミンK、葉酸、ビタミンCを含み、抗酸化・抗炎症系の成分もあるとされ、炎症や酸化ストレスが関わりやすい腎臓の体調管理にプラスになり得る。

 さらに、マッシュにしてじゃがいもの代わりに使ったり、細かく刻んで「カリフラワーライス」のように主食の置き換えにしたりと応用が広く、カリウムが多い食材を避けたい時の満足感づくりにも向く。調理は蒸す、焼く、スープにするなど薄味でもおいしさが出やすく、減塩の助けにもなる。ただし食べ過ぎればカリウム摂取は増えるため、検査値や指示量に合わせた適量を守り、必要なら主治医や管理栄養士と相談しながら続けるのが安心だ。

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Text by 青葉やまと