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無意識に車を傷めているかも? 今すぐやめたい19の悪習慣

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◆4.下り坂でブレーキを頻繁に使う

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 下り坂で速度を抑えようとしてブレーキを頻繁に踏み続ける運転は、ブレーキ系統への負担を大きくしやすい。長時間の制動によってブレーキパッドやディスクが過熱すると、制動力が低下するフェード現象を起こす可能性がある。

摩耗も早まり、交換時期を早める原因になる。こうした状況は安全面でもリスクが高い。多くの解説では、下り坂ではエンジンブレーキを併用し、車速をコントロールすることが推奨されている。ギアを適切に選び、ブレーキの使用を補助的なものに抑えることで、部品の寿命を延ばし、安定した走行につながる。

◆5.高いギアでべた踏み

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 速度が低いまま高いギアに入れ、アクセルをべた踏みする運転は、エンジンに無理を強いる行為とされている。回転数が十分に上がらない状態で強い負荷をかけると、エンジン内部に大きなストレスがかかり、振動や異音の原因になりやすい。

加速も鈍く、燃費や走行のスムーズさの面でも効率が悪い。多くの解説では、加速時は適切なギアに落とし、エンジン回転数を保ったうえでアクセルを操作することが推奨されている。エンジンの力を正しく使うことが、部品の負担を抑え、長期的な故障リスクを下げることにつながる。

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Text by 青葉やまと