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無意識に車を傷めているかも? 今すぐやめたい19の悪習慣

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◆2.パーキングブレーキを使わない

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 駐車時にパーキングブレーキを使わず、シフトレバーをPに入れるだけで済ませる習慣は、駆動系に余計な負担をかけやすい。オートマチック車では、車重を支えているのはトランスミッション内部のパーキング機構であり、本来は補助的な役割にすぎない。坂道やわずかな傾斜でも力が集中すると、部品の摩耗や不具合につながる可能性がある。

パーキングブレーキを併用すれば、車重をブレーキ側で受け止められ、シフト操作時の引っかかりや異音の予防にもなる。短時間の駐車でも確実に作動させることが、車両の保護と安全確保の両面で重要である。

◆3.燃料切れ間近で走り続ける

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 燃料切れ間近まで給油を先延ばしにして走り続ける習慣は、車にとって好ましくない。多くの解説では、燃料がほぼ空の状態で走行すると、燃料系に余計な負担がかかると指摘されている。特に燃料はポンプや周辺部品の冷却にも役立っており、残量が少ない状態が続くと過熱や劣化を招きやすい。

また、タンク内の汚れや沈殿物が燃料ラインに入りやすくなる可能性も示されている。警告灯が点くまで走ることを常態化させると、結果的に修理費用の増加につながりかねない。燃料は余裕を持って補給することが、車を長く使ううえでの基本である。

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Text by 青葉やまと