ベーコンは体に悪いのか? 指摘される6つのリスク
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◆3.脂肪分が多く、心血管疾患を招く恐れがある
ベーコンの脂肪のうち、約50%が一価不飽和脂肪酸、40%が飽和脂肪酸、10%が多価不飽和脂肪酸だ。一価不飽和脂肪酸の大部分はオレイン酸で、一般的に心臓に良いとされている。一方、飽和脂肪酸は適量を摂取することは重要だが、過剰に摂取すると血液中の悪玉コレステロールを増大させる結果につながる。
アメリカ心臓協会は1日の飽和脂肪酸を13グラム(1日2000キロカロリー摂取の場合)以下に抑えることを推奨しているが、ベーコンを3枚食べるとそれだけで5グラムに達してしまう。ある研究では、肉類からの飽和脂肪酸の摂取を5%増やした場合、心血管疾患のリスクが19%、心疾患のリスクが21%増加することが判明した。