1000年前の種から聖書にある「治療薬」の樹が復活か 研究
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◆聖書の治療薬「ツォリ」を分泌か
一方、研究チームはシェバを、聖書に登場する「ツォリ」に関連がある可能性があると考えている。ツォリは聖書、特に創世記やエレミヤ書、エゼキエル書に登場する、治癒効果のある樹脂だ。米フォーブス誌によると、ツォリは古代世界で高く評価され、ローマ帝国全体に輸出されていた。
エルサレム・ポスト紙は、その正体は長い間議論の的となってきたと振り返る。シェバの発見により、ツォリの正体がシェバから採れた樹脂である可能性が出てきた。
研究チームは、ツォリの産出源と考えられる根拠として、その化学的特性、さらにはシェバの発見場所を挙げている。シェバの樹脂を分析した結果、抗炎症作用と抗がん作用を持つ化合物が含まれることが判明している。古代におけるツォリの治癒効果と一致するとエルサレム・ポスト紙は指摘する。