最も“アメリカ製”な車に日本車ズラリ 2025年版AMIランキング・トップ20
Honda
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アメリカの自動車情報サイト「Cars.com」は2025年版の「American-Made Index(アメリカ製指数)」を発表した。この指数は、全米で販売されている400車種以上を対象に、最終組立地、アメリカ・カナダ部品比率、エンジンやトランスミッションの製造国、アメリカ国内の生産雇用といった5つの要素から「どれだけアメリカ製か」を評価。各モデルを格付けし、上位99モデルを公表している。
今年のランキングでは、電気自動車の台頭が顕著で、アメリカメーカーに加え、海外メーカーのEVも複数ランクインしている。また、関税強化を掲げるトランプ大統領の政権下で「アメリカ製」への注目が一段と高まるなか、日本メーカーの車種が上位に入っている点も注目に値する。製造拠点はカリフォルニア、テキサス、ジョージア、アラバマなど広範囲に分布し、従来の自動車産業地図が変化しつつあることを示している。
以下では、その中から、特に注目される上位20モデルについて、それぞれの特徴や生産拠点を紹介していく。
◆20位 日産 パスファインダー

Nissan
日産パスファインダーは、3列シートで最大8人が乗れる中型クロスオーバーSUVだ。3.5リットルV6エンジンと9速ATを搭載し、力強い走行性能と高い実用性を兼ね備えている。主に北米市場向けに展開され、家族での移動やアウトドア用途に適しているのが特徴だ。
生産は、テネシー州のスマーナ工場で行われ、エンジンやトランスミッションは近隣のデカード工場で製造されている。北米のライフスタイルに合った信頼性の高いSUVとして位置づけられている。
◆19位 シボレー コロラド

Jonathan Weiss / Shutterstock.com
シボレー・コロラドは、ミッドサイズのピックアップトラックで、2.7リットルターボエンジンと8速ATを搭載し、最大7700ポンドの牽引力を持つ。街乗り向けのグレードから本格的なオフロード仕様まで揃い、幅広い用途に対応できるのが特徴だ。
生産は、ミズーリ州のウェンツヴィル組立工場で行われており、同工場ではGMCキャニオンとともに製造されている。信頼性と実用性を兼ね備えた万能なトラックとして評価が高い。




