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降板させられた芸能人20選 スキャンダル、現場トラブル、ファンの反発…

Jaguar PS, Andrea Raffin, lev radin, Tinseltown / Shutterstock.com

映画やドラマの世界では、一度決まったキャストが何らかの理由で作品から降板させられることがある。スキャンダルによる契約解除、演出方針の違い、年齢や相性、業界内の判断など、その背景はさまざまだ。この記事では、ケビン・スペイシー、ジョニー・デップ、メル・ギブソンなど、実際に降板を経験した20人の俳優たちについて紹介する。

◆ケビン・スペイシー

Zeynep Demir Aslim / Shutterstock.com

映画『ユージュアル・サスペクツ』や『アメリカン・ビューティー』でアカデミー賞を二度受賞し、圧倒的な演技力で評価されていたケビン・スペイシー。2017年、俳優アンソニー・ラップが未成年時に受けた性的被害を告発すると、他の関係者からも証言が相次ぎ、スペイシーは一気に社会的信用を失った。

主演していたNetflixドラマ『ハウス・オブ・カード』を降板させられ、映画『ゲティ家の身代金』では出演シーンが全て差し替えられ、Netflix映画『Gore』は配信中止となった。名声とキャリアは急速に崩壊した。

◆メル・ギブソン

Denis Makarenko / Shutterstock.com

『マッドマックス』や『ブレイブハート』で知られる俳優・監督のメル・ギブソンは、2000年代後半から反ユダヤ的な発言や暴言、飲酒運転などが相次ぎ問題視された。2010年には家庭内暴力や差別的な音声記録が流出し、出演が決まっていた映画『ハングオーバー2』からも降板させられる。

監督や共演者の強い反対による判断だった。長年築いた名声は失墜し、ギブソンは長らくハリウッドから干される存在となった。

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Text by 切川鶴次郎