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日本にしかない!? 海外の人が驚く「日本のモノ・習慣」20選

Gilang Prihardono / Shutterstock.com

◆17. カプセルホテル

Mr. James Kelley / Shutterstock.com

 カプセルホテルは、都市の過密と終電文化が生んだ日本独特の宿泊形態だ。寝台だけを最小単位として積み重ね、1人分の空間を合理的に確保する発想は、1979年に大阪で登場したのが始まりとされる。

 ビジネス客や飲み会帰りの「とりあえず一泊」に応える安さと立地が強みで、近年は女性専用フロアやデザイン性の高い施設も増えた。極小空間でも清潔さや静けさを重視する運営は、日本の効率志向と細やかな配慮の合わせ技といえる。

◆18. 街中でティッシュ

KPG-Payless / Shutterstock.com

 街中で広告入りのポケットティッシュを配る光景は、日本の都市で根づいた独特の宣伝文化だ。湿度が高く花粉症や風邪の季節に需要があるため受け取られやすく、チラシだけより捨てられにくい実用品として定着した。

 駅前や繁華街でアルバイトが配り、店やサービスに人を呼び込む手段として長く使われてきた。海外では路上でのビラ配り自体が規制される地域も多く、実用品を「無料の広告媒体」にする発想は日本らしい。

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Text by 切川鶴次郎