日本にしかない!? 海外の人が驚く「日本のモノ・習慣」20選
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◆3. ホワイトデーがある

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海外でも2月14日にバレンタインデーを祝うが、1か月後に男性がお返しをするホワイトデーは日本で誕生した。1970年代に菓子業界が売り場づくりの一環で「お返しの日」を提案したのが始まりとされる。キャンディーやマシュマロ、クッキーに加え、近年は花やアクセサリーまで贈り物が多様化した。
欧米には同様の行事がなく、日本の商習慣と結びついた文化として定着し、のちに韓国や中国などへも広がった。三倍返しなどの作法も含め、贈与をめぐる細やかな空気感が日本文化を映す。バレンタインデーで本命以外の人に配る「義理チョコ」も日本ならではの風習だ。
◆4. クリスマスにケンタッキーフライドチキン

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クリスマスにケンタッキーフライドチキン(KFC)のチキンを食べる習慣は日本ならではだ。1974年にKFCが「クリスマスにはケンタッキー」とキャンペーンを始め、七面鳥が手に入りにくい日本でフライドチキンを替わりのごちそうとして提案したのが出発点とされる。パーティーバーレルやケーキ付きセットが売られ、宗教色の薄い日本のクリスマスと噛み合って定着。予約開始は秋口で、当日は店頭に長い行列ができる。赤い衣装のカーネル像も街の風物詩だ。
一方、海外では七面鳥ではなくファストフードで済ませるという発想はないようだ。クリスマスにKFCは、どちらかというと寂しい印象で受け止められることが多い。




