海外が「日本から学べ」と言っている20のこと
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◆13.学校での掃除の習慣

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学校で子供自身が掃除をする習慣は、衛生のためだけでなく、共同体のルールを体で学ぶ仕組みとして機能している。自分が使った場所を自分で整える経験は、公共物への責任感につながる。役割分担や段取り、手を抜けば次の人が困るという因果も実感しやすい。先生や保護者がすべてを代行しないため、誰かに任せきりにしない姿勢が育つ。もちろん負担の偏りや時間配分の課題はあるが、教室や廊下を「みんなの場所」として扱う態度は、社会に出てからのマナーや協働の土台になる。結果として街の清潔さや秩序を支える文化にもつながっている。
◆14.靴を脱ぐ習慣

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靴を脱ぐ習慣は、室内を清潔に保つための合理性と、場を切り替える儀礼性を同時に備えている。外の汚れを持ち込まないことで衛生面の負担が減り、床に座る生活様式も成り立つ。玄関で靴をそろえる所作は、訪問先への敬意や自分の振る舞いを整える合図にもなる。住まいだけでなく学校や一部の職場でも同様の区切りがあり、共有空間を大切にする感覚が育ちやすい。都市化が進み住環境が密になるほど、シンプルなルールで快適さを守る知恵として注目される。旅行者にとっても、境界が明確で安心感がある。




