「世界軍事力ランキング2020」上位3国は拮抗… 日本の順位は?

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◆3位 中国

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軍事力指数:0.0691
人口:13億8468万8986
兵員(推定):269万3000
航空戦力:3210(3位)
戦闘機:1232(2位)
戦車:3500(7位)
主要艦艇:777(空母2)
軍事予算:2370億ドル

 上位3位の軍事力指数は非常に競っており、来年どの国が首位に立ったとしてもおかしくはない状況だ。3位の中国は世界1位の人口を抱えるだけに、マンパワーの強さが圧倒的となった。ほか、空軍の総合力で世界3位、海軍の戦力(軍艦数)では北朝鮮に次ぐ世界2位につけている。軍事予算でもアメリカを追って世界2位の額だ。先述のインドとの衝突では、電子レンジの原理を転用したマイクロ波兵器を使用し、インド軍側におう吐などの症状を生じさせたとの報道がある。

◆2位 ロシア

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軍事力指数:0.0681
人口:1億4212万2776
兵員(推定):301万3628
航空戦力:4163(2位)
戦闘機:873(3位)
戦車:1万2950(1位)
主要艦艇:603(空母1)
軍事予算:480億ドル

 2位にはロシアがつけている。装備の古さは否めないものの、急速な近代化を試みている。対シリアの実戦経験を生かした兵力強化も無視できない。2019年に米誌が報じたところによると、ロシア政府は兵士の遺伝子情報を解析する計画を進めている。ストレス耐性などの特性に応じて優秀な兵士を選出したり、適した配属先の部隊を決定したりする模様だ。ロシアに関してはすでに、一般国民を対象にした「遺伝子パスポート」の配布計画が明らかになっている。

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Text by 青葉やまと