死亡率3割超も 世界で最も危険な山ランキング・トップ15

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登山の難しさは、必ずしも標高と比例しない。世界最高峰のエベレストを上回るほどの危険な山々が、各地にさまざま存在する。キリマンジャロ登山の情報サイト『アルティメット・キリマンジャロ』が公表している、世界で最も危険な山トップ15を見てみよう。登頂成功者あたりの死者の割合をもとにランク付けしている。

◆15位 エベレスト

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標高:8848メートル
所在地:ネパール/中国
死亡率:6.5%

エベレストは世界で最も有名な山であり、毎年多くの登山家が登頂に挑戦する。標高が高く、酸素が薄いため、登山家たちは「デスゾーン」と呼ばれる危険な領域を通過する必要がある。これまでに雪崩や冬の嵐などにより、300人以上が命を落としている。酸素不足や低体温症もリスク要因だ。遺体の回収は困難であり、多くが山に残されたままとなっている。

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Text by 青葉やまと