日本の「世界一」10個 積み上げた歴史、美食、世界からの信頼……

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◆5.赤ちゃんの安全性

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 日本は安全な国だとよく言われるが、その恩恵を私たちは生まれた瞬間から受けているようだ。ユニセフのデータによると、日本は新生児が命を落とす割合が世界で最も低い国になっている。その危険度はかなり低く、1111人に1人という割合だ。2位アイスランドの1000人に1人と比べても1割ほど低い。残念ながら反対に割合が高い国はパキスタンで、22人に1人が新生児の段階で死亡している。早産や出生時の合併症、そしてその他の感染症などが主な要因となっている。

◆6.人口あたりの病床数

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 日々変動しているコロナ以後の状況はさておき、平時の日本の医療体制は世界でも相当充実している部類に入る。経済協力開発機構(OECD)がまとめた統計によると、人口1000人あたりの病床数は13.0床となり、主要7ヶ国でトップの数字だ。2位ドイツの8.0床と比べても突出している。病院の数もOECD加盟国中で最も多く、8400ほど存在する。2位アメリカを3000ほど上回っており、国土の差を考慮するとかなりの密度で網羅されていることがわかる。

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Text by 青葉やまと