世界の危険なダム10選 老朽化、不安定な地盤、侵入事件も
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◆9.ゴードンダム(オーストラリア)
ゴードンダムはオーストラリアのタスマニア州に位置し、その美しいアーチ形状と壮大な設計で知られる。堤高140メートルはオーストラリアのダムで5番目の高さであり、右岸から左岸までの堤頂長は192メートルに及ぶ。
オーストラリアの土木工学の象徴である反面、断崖絶壁の間に建設された堤体は、高所恐怖症の人にとっては恐怖そのものだ。ダムによって形成されたゴードン湖は、水力発電による432メガワットの発電能力を持ち、タスマニア州の電力需要の最大約13%をまかなう。
◆10.コントラダム(ヴェルザスカダム)(スイス)
欧州最大級の高さ220メートルを誇るコントラダムは、1995年の映画『007/ゴールデン・アイ』でジェームズ・ボンドがバンジーを行ったことで世界的に有名になった。
建設からすでに60年近く運用されており、修繕を必要としている。2022年には約3ヶ月を費やしたメンテナンスが行われ、貯水池から下流へと水を導くほぼすべてのパーツが修繕対象となった。
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