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東京は何位? 世界で最も「物価の高い」都市ランキング・トップ10

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◆4位:バーゼル(昨年データなし)

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バーゼルの物価が高い背景には、スイス全体の高い賃金水準に加え、製薬・化学など高付加価値産業が集まる都市経済がある。企業や研究機関に人材が集まり、住宅需要が底堅く、中心部の家賃は家計を圧迫しやすい。外食や日常サービスも人件費が価格に反映され、ランチやカフェでも単価は高めになりやすい。

食料品は品質が高い反面、スーパーの買い物でも支出が増えがちだ。交通は整っているが、物価水準そのものが高いため、ちょっとした移動や娯楽も積み重なる。結果として、住居費とサービス価格が生活コストを押し上げ、「暮らしやすいが高い都市」としての印象が強まる。

◆3位:ジュネーブ(昨年8位)

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ジュネーブの物価が高い最大の要因は、住宅費と都市機能への需要集中だ。国連機関や国際団体、金融関連などが集まり、駐在員を含む高所得層の需要が家賃相場を押し上げやすい。住居に加えて、外食や理美容、家事代行などのサービスは高い賃金水準を反映し、日常的な利用でも支出が増える。

食料品は品質面の安心感がある一方、輸入品や加工品を中心に単価が高く、買い物全体が高コストになりがちだ。医療保険の負担や子供の保育・教育費も固定費として重くのしかかる。結果として、特定の出費が突出するというより、「生活のベースが高い都市」として物価の高さが意識されやすい。

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Text by 切川鶴次郎