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東京は何位? 世界で最も「物価の高い」都市ランキング・トップ10

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◆8位:シンガポール(昨年7位)

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シンガポールの物価が高い背景には、都市国家ならではの「土地の希少性」と「輸入依存」がある。まず住宅費は大きな負担で、中心部に近いほど賃料が高くなりやすい。食料品や日用品は輸入品の比率が高く、価格が割高になりがちだ。

外食はホーカーセンターのように手頃な選択肢もある一方、一般的なレストランやカフェは賃料と人件費を反映して高く、気軽な利用でも出費がかさむ。さらに自動車は、登録制度などの影響で取得・維持コストが高く、車を持つかどうかで生活費が大きく変わる。医療や教育も選ぶサービス水準によって支出が跳ね上がりやすく、全体として「コンパクトだが高コストな都市」という性格が際立つ。

◆7位:ニューヨーク(昨年14位)

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ニューヨークの物価を押し上げる最大の要因は、住宅費の高さだ。マンハッタンを中心に賃料水準が突出しており、住むエリアを少し変えるだけで家計負担が大きく変わる。外食やカフェ、デリなど日常的な消費も単価が高く、さらにチップ文化が支出を底上げする。

食料品はスーパーでも割高になりやすく、オーガニックや持ち帰り中心の生活だと負担が増える。交通は地下鉄が主軸だが、定期券やタクシー、配車サービスを使う頻度が増えるとコストが膨らむ。加えて、医療や保険は自己負担が重くなりがちで、子供の教育費や保育費も含めて「固定費が高い都市」として生活コストの高さが意識されやすい。

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Text by 切川鶴次郎