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最も高収入のピンクカラー職トップ10 人を支え、社会を支える

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◆1位 産婦人科医

Svitlana Hulko / Shutterstock.com

年収中央値:23万9200ドル
業界:医療

産婦人科医は、女性の妊娠・出産・婦人科疾患全般を扱う専門医である。妊婦健診や分娩の管理、不妊治療、子宮や卵巣の疾患の診断・手術、更年期障害への対応といった幅広い領域に対応し、女性の一生に寄り添う医療を提供する。

命の誕生という喜ばしい場面に立ち会える一方で、緊急事態や重篤なケースにも向き合わなければならない責任の重い仕事であり、高い判断力と専門性が求められる。24時間体制での対応や夜勤も多く、体力と精神力が必要となる職種でもある。

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医療技術に加え、女性特有の心身の悩みに寄り添う繊細なコミュニケーション能力が不可欠であり、感情労働の度合いが強いことからピンクカラー職の代表格として語られることも多い。近年は晩婚化や高齢出産の増加、不妊治療の一般化など、産婦人科医に求められる役割は多様化しており、その需要は安定して高い。

医師の中でも収入水準が高く、やりがいと給与の両面で魅力あるキャリアとされるが、心身の負荷も大きいため、ワークライフバランスを工夫しながら働くことが課題とされている。

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Text by 切川鶴次郎