最も高収入のピンクカラー職トップ10 人を支え、社会を支える
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かつてタイプライターや受付など「女性向けの事務職」を指していたピンクカラー職は、時代とともに大きく変貌を遂げた。現在では、医療や福祉、教育、対人サービスなど「人と関わり、人を支える」専門性の高い仕事がその中心を占め、感情労働やケア労働を含みながらも、高い収入と社会的意義を兼ね備えたキャリアとして注目を浴びている。
本記事では、アメリカのメディアが「2025年に最も高収入が期待されるピンクカラー職」として選定した10の職業を紹介し、それぞれの仕事内容や求められる能力、人気の高まりの背景をわかりやすく解説していく。
◆10位 医療サービス管理職

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年収中央値:11万680ドル
業界:医療
医療サービス管理職は、病院やクリニック、福祉施設など医療・保健機関で運営全般を統括する管理職だ。スタッフ管理、予算編成、サービス品質向上、業務プロセスの改善、人材教育といった幅広い業務を担当し、医師や看護師などの専門職と協働しながら、患者に提供される医療サービスが円滑に機能するよう調整役を務める。政策対応やITシステム導入も行うことから、高いマネジメント能力と医療行政の知識が求められる。

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近年は高齢化に伴う医療ニーズの拡大や現場の複雑化を背景に、この職種の重要性は一層高まっている。元来ホワイトカラー寄りの職とされてきたが、患者ケアを支える裏方的性質や現場との近さから、対人サービス色の強いピンクカラー職としても注目されており、高収入と社会的意義を兼ね備えたキャリアパスとして人気が高まっている。
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