世界の恐ろしい熊害事件10選 100年前の北海道の悲劇、世界最悪のインドの人喰いグマ…
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クマによる恐ろしい被害が続いている。日本だけでなく、アメリカ、カナダ、ノルウェー、インドなど、世界各地でクマによる悲劇は起きている。恐ろしい10の熊害事件として、次のような事例がある。
◆1.防ぎようのないユーコンの悲劇
2018年11月、カナダのユーコンで悲劇が発生した。男性のギェルムンドさんは、産休中だったパートナーのヴァレリーさんおよび10ヶ月の赤ちゃんとともに、ユーコンのキャンプ地を訪れた。一行は食べ物を外に放置しないなどクマ対策をしていたが、ギェルムンドさんの不在中、飢えた18歳のヒグマが凶行に及ぶ。
ギェルムンドさんが戻った時には、母子は遺体となっていた。ユーコンの保全責任者は、「我々の調査によれば、これは不幸な悲劇としか言いようがなく、防止のためにできることはほとんどなかった」と述べ、対策の難しさを語った。
◆2.のどかなはずの温泉保養地で
1997年、カナダ・ブリティッシュコロンビア州のリアード・リバー・ホットスプリングス州立公園で、訪れていたパティ・マクコネルさんと彼女の13歳の息子・ケリーさんを惨事が襲った。ケリーさんが空いている温泉の湯だまりを探して歩き回っていたところ、草の中からガサガサという音が響いた。次の瞬間、大きなアメリカグマが突如として姿を現す。
パティに加えて居合わせた観光客が救いに入ったが、あっという間に首を引き裂かれた。息子のケリーさんは生き延びたものの、母親のパティさんおよび加勢した観光客が命を落としている。