世界の恐ろしい熊害事件10選 100年前の北海道の悲劇、世界最悪のインドの人喰いグマ…
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◆7.計12人殺害、正体いまだ不明のインドのクマ
1957年、インド・バンガロール近郊で「マイソールのナマケグマ」と呼ばれたクマが12人を殺し、24人に負傷を負わせた。犠牲者のうち複数が食べられている。インド生まれのイギリス人ハンター、ケネス・アンダーソンによって1頭のクマが殺されており、断定はできないものの、このクマが悪行の主だったと結論づけられた。一方、すべての攻撃が単一のクマによるものではなく、「マイソールのナマケグマ」の正体は複数のクマだったとの見方もあるようだ。
◆8.一度はやり過ごしたが
1967年、アメリカ・モンタナ州のグレーシャー国立公園で、一夜にして2人の19歳の女性がそれぞれグリズリーに襲われて死亡した。犠牲者のユリエ・ヘルゲソンさんとミッシェル・クーンズさんは、どちらも公園内のロッジの従業員で、それぞれ別のロッジに勤めていた。このうちミッシェルさんは、友人と連れ立ってバックパッキングの旅に出たところ、クマに遭遇してしまったようだ。
仲間と夕食を作っている時にグリズリーが出たが、一度やり過ごしたことで油断してしまう。午前4時半に戻って来たグリズリーに腕を食いちぎられ、傷が原因で救助隊が来る前に亡くなった。仲間たちは木に登り、かろうじて難を逃れている。