世界の恐ろしい熊害事件10選 100年前の北海道の悲劇、世界最悪のインドの人喰いグマ…

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◆3.悲劇に襲われた北極圏旅行

 2011年、医者を目指す17歳のホラティオ少年は、ノルウェーのスヴァールバル諸島を訪れた。合計13人の仲間と連れ立ち北極圏で冒険旅行を繰り広げる予定だったが、キャンプで寝ている間に騒動が起きる。飢えたシロクマが全員の寝ている間にキャンプに侵入し、テントを引き裂いたのだ。

 ホラティオ少年は頭を噛まれ、テントから引きずり出されて執拗な攻撃を受けた。ほかに4人が重傷を負っている。重傷を受けながらも仲間たちが奮闘し、最終的にクマを仕留めている。

◆4.救急救命士が自らを手当て

 2016年9月、パーキンスさんは2人の仲間とともにアラスカのセワード半島を訪れた。ヒグマを狩る予定だったが、逆に巨大なオスのクマに襲われ、顔を引き裂かれてしまう。救急救命士だったパーキンスさんは、自ら喉に刺さった破片を取り除き、気道を確保した。その後病院へ運ばれたが、長い道中に意識を失っている。

 合計26回の手術を受け、医療費は100万ドルを超えると見積もられている。いまも液体食を摂取しており、発話も困難を伴う。

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Text by 青葉やまと