今年の新トレンドは抹茶? 米国の食通が予想 NYの専門店も人気

急須

 海外で、緑茶が人気の高まりを見せている。とりわけ抹茶が、新たに注目を集めている模様だ。

◆ニューヨークで本格抹茶を
「インターナショナル・ニューヨーク・タイムズ」のNY地方版は、2013年4月にオープンした緑茶専門店「一保堂茶舗」NY店を取り上げている。この店には、本店のある京都から派遣された専任スタッフが駐在し、本格の抹茶をテイクアウトで購入することができる。同紙は、スタッフが茶道具を用いて、その場で抹茶をたてている様子を、写真と文章で伝えている。

 抹茶は、極めて特別な日本茶で、これほどカフェイン入り飲料の大好きな街NYでも、偶然見つけるのは容易ではない、と同紙は語る。数週間前にこの店を発見した、職場の近いある女性は、いまではこの店の常連になっているという。彼女が求めるのは「薄茶」で、この店の一番人気だそうだ。「心にエネルギーを得るには、コーヒーよりも抹茶がいい」と、その女性は語っている。

 一保堂は、ネット販売での注文の大半がNYからのものだということに気づいて、この地に出店したという。

 抹茶の魅力について、同紙は、格別な風味があり、飲んだ後、「うまみ“umami”」が尾を引く、と語っている、また、リラックス効果のあるテアニンが多量に含まれている、と解説している。テアニンは緑茶のうまみのもとであり、抹茶ほどではないが煎茶にも含まれている。

◆食べる抹茶は2015年のトレンド?
 米ノースカロライナ州の地方紙「スター・ニュース」は、日本の緑茶は、食に関心の高い人から支持を獲得しつつある、と伝える。ここ数年、プーアル茶、白茶など、世界各地からさまざまなお茶がアメリカに紹介されたが、2015年の食のトレンドに関心を抱く「通」が目を付けているのは、日本から新たにやって来た抹茶だ、としている。

 同紙は地元ウィルミントンの自然食品店、スパイス専門店で、抹茶の需要が高まり、売れ行きが伸びていることを報じる。抹茶は、飲むばかりでなく、料理やデザートにも使用されているのだ。米・国勢調査局によると、ウィルミントンは人口10万人強(2010年時点)と、決して大きな町ではない。そのような町でも、抹茶の知名度が上昇しているようだ。

◆緑茶はダイエットの味方? 健康効果への期待
 同紙も指摘するように、海外での緑茶人気を後押ししているのは、健康効果への期待だ。

「インターナショナル・ビジネス・タイムズ」(オーストラリア版)は、緑茶の健康効果について詳しく伝えている。緑茶はずっと、ダイエットに役立つものと見なされてきたが、それ以外にも多数の健康効果がある、としている。

 同紙が引用する医療情報サイト「Medical News Today」によると、「緑茶は最も健康的な飲み物」であるという。緑茶はポリフェノールを豊富に含んでいる。メリーランド大学病院が緑茶についてまとめたwebページによると、緑茶の健康効果の大部分はポリフェノールによってもたらされている、と研究家らは考えているという。たとえば、米・国立がん研究所の研究によると、ポリフェノールは腫瘍の成長を抑えるという(動物実験)。

◆おいしく飲んでこその緑茶
 このように、海外では、緑茶の健康食品としての側面が強く意識されているようである。日本では、生活に溶け込んだものとして、ほっと一息つきたいときにおいしく飲めることなどが、やはりまず緑茶に期待されるところではないだろうか。

 先に紹介したニューヨーカーの女性のように、仕事の合間に抹茶を飲むことは難しいかもしれない。そこで、こんなグッズはいかがだろうか。

 「新茶器 / 急須一人 SET」は、オフィスや自宅で、ちょっと一息付きたい時や気分転換したい時など、いつでもどこでも気軽にお茶が楽しめる、一人用茶器セットだ。信楽焼で作られており、こっくりとした風合い、手になじむ形だ。

 この「急須一人SET」は、そのたたずまいだけでなく、機能面でも優れた特徴を持っている。急須は、茶漉しを使用しない「絞り出し方式」を採用しているため、抽出時には茶葉がしっかりと開きやすく、お茶本来の味を引き出せるほか、使用した後の手入れも簡単だ。日本茶だけでなく、紅茶、中国茶などの使用にも良い。

 仕事や家事の合間など、ちょっとした時間に味わういつものお茶が、リッチな時間をもたらし、心にエネルギーを与えてくれるようになるかもしれない。

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Text by NewSphere 編集部