新日本プロレス、米テレビ進出 “本間のダイビング・ヘッドが!” ファン興奮

 来年1月から、アメリカのケーブル局AXS TVが、新日本プロレスの名勝負を放送する。このことは、AXS TVの2015年ラインナップ・トレーラーでもハイライトに取り上げられている。

◆WWEの番組をどかす?
 米メディアによれば、本番組は毎週金曜日、東部標準時間の午後9時からの放送で、現在金曜に放送されている、米プロレス団体WWEの看板番組『スマックダウン』は木曜に移るという。

 エンタメ・カルチャーサイト『Uproxx.com』によると、当初放送は13回シリーズ。第1回目の1月16日の放送では、2013年のIWGPヘビー級選手権、棚橋弘至vsオカダ・カズチカ戦が予定されているという。

 米メディアは、2回目以降も2013年、2014年の好勝負がラインナップされる模様だとの評論家の見方を伝えている。

 英語版のコメンテーターは、新日本プロレスへの参戦経験もある総合格闘家のジョシュ・バーネット選手と格闘技コメンテーターで解説者のマウロ・ラナーロ氏が担当する。

◆NBAチームも持っている局オーナー
 米メディアによれば、AXS TVの前身であるHDNetは米プロレス団体ROHの試合を流していたこともあり、オーナーのマーク・キューバン氏は、全米プロバスケットボール協会 (NBA) のダラス・マーベリックスのオーナーでもあるという。

 キューバン氏は2009年12月、米プロレス団体WWEの看板番組にゲスト出演し、番組ホストを勤めたこともある。

 また、Uproxx.comによると、AXS TVはアメリカのDIRECTV、DISH、Verizon FiOS、その他のケーブル、衛星、電話会社によって広く放送中であり、カナダでも放送されている。

◆プロレス・ファンの反応は?
 各サイトには、コアなプロレス・ファンからの喜びの声が寄せられている。

Wrestle Zone

・新日本がアメリカで見れるのはすごいことだ。

・現在最も偉大なレスリング会社がついにTV契約してアメリカにやって来たんだ。

・昔の試合だっていいじゃないか。日本で封切られた映画がようやくアメリカで公開されるようなものだ。

Wrestling Inc.

・ワクワクする。新日本は気に入ってる。

・僕はバーネットとラナーロが大好きなんだ。彼らならプロらしく判定してくれるだろう。

・すごい。観るよ。

・海外では最高のプロレスだ!新日本が一番。

・新日本をやるのにTV契約が必要だって?もう以前のように手軽に見れないが、それでも素晴らしいブランドだ。

・新日本がアメリカ放映権を獲得して実にうれしい。競合や他の選択肢があるのはプロレス・ファンにとっていいことだ。

・毎週新日本が見れるのは、始終ネットで苦労して探すよりいい。

Uproxx

・この局の名前は聞いたことがない。だがこれは、メチャメチャすごい日本のプロレスを、面倒な手間もかけずに、いつもテレビで見られるような方へと進む第一歩だ。本間朋晃のダイビング・ヘッドバットを毎週テレビで見るのが僕の夢だが、これも現実に近づいた。あとはDRAGON GATEとスターダムを全米局でやってくれれば完璧なんだが。

・AXS TVの人たちはすごい。オーナーのマーク・キューバンは、好きなことには金に糸目を付けないんだ。

・僕はAXS TVに加入したよ。ワクワクするなあ。

・この局が日本のプロレスを放映するのは初めてじゃないよ。HDNet時代にはIGF(イノキ・ゲノム・フェデレーション)の試合も流してたからね。

Text by NewSphere 編集部