ロボットレストラン、ペンギンバー、SM体験… “世界一シュールで奇抜”な東京の夜を海外紙特集
東京は、世界最大級の旅行クチコミサイト『トリップアドバイザー』により行われた「旅行者による世界の都市調査」で、「総合的な満足度」首位に輝いた。
世界の観光都市の中には、真夜中近くになると閉店する店も多い中、東京のナイトライフは活気がある。レストランや、バー、体験してみたいことがありすぎて、選択に困るほどだ、とオーストラリアのシドニー・モーニング・ヘラルド紙は伝えている。海外メディア注目の夜遊びスポットを紹介する。
【地球上最高のショー】
近年、外国人観光客に絶大の人気を誇るのは、新宿歌舞伎町にある『ロボット・レストラン』だ。高さ2.5m、総工費100億円の巨大ロボットが、キラキラのビキニを来たダンサーたちと踊り、カンフーパンダと戦う。恐竜や、戦車、ローラーブレードに乗ったロボットのピエロまで登場する。アメリカのシェフであり作家でもあるアンソニー・ボーディンが「地球上最高のショー」と評した、と香港のサウスチャイナ・モーニング・ポスト紙は伝えている。
【地球上最高のジントニック】
品質にこだわる日本では、「行う価値があることなら、正しく行う」という考えがナイトライフにも徹底されている、とサウスチャイナ・モーニング・ポスト紙は分析している。
例えば、吉祥寺のバー『スモールライト』では、地球上最高のジントニックを味わえる。バーテンダーは、普通のジンとコンビニのトニックから、最高のジントニックを作り出す。
新宿のバー『ゾートロープ』では、東京一種類が豊富なウイスキーを味わうことができる。世界最高のビールとして名高い、大阪の地ビール、箕面ビールも見逃せない。
【シュールで奇抜なナイトライフ】
シュールさと奇抜さに関しては、東京のナイトライフの右に出るものはない、とサウスチャイナ・モーニング・ポスト紙は評している。
『鳥のいるカフェバー』では、頭にふくろうをのせながら酒を飲むという、非現実的な体験ができる。店内は常に満員で、予約必須だ。池袋にある『ペンギンバー』は、ペンギンの写真やペンギンのビデオで飾られた店内で、本物のペンギンに会うことができる。
六本木のバー『ブラックローズ』では、SMの実地体験ができる。20年近い歴史を持つ、このバーでは、別料金で、ろうそくと鞭打ちショーに参加できる。
村上春樹の小説『アフター・ダーク』の様な、非現実的な東京の夜を楽しんでいるうちに、あっという間に太陽が昇り、始発電車の時間になる。真夜中の東京の魅力には逆らえない、とシドニー・モーニング・ヘラルド紙は結んでいる。
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